The Japan Timesのレブナイズに関する記事の翻訳

3/12追記
レブナイズ存続のためのクラウドファンディングも開始されました!期間は5/19までです。

クラウドファンディングサイト:
財政難でチーム消滅危機!存続へ向けた最後の挑戦に力をください
https://readyfor.jp/projects/rebnise

これまでのクラブ経営に関して不満が多々ある方も少なくないと存じております。リーグ、そして、他のBリーグチームにも直接、間接的に大きなご迷惑をおかけしていることも承知しています。
それでもこのチームを救いたいと思っています。今救わなければ、今後鹿児島にプロスポーツチームが根付くチャンスを長期にわたって奪ってしまいます。
伏してご協力をお願いさせていただきます。

3/9追記
3/8、チケット・スポンサー収入の当初予算と現状のギャップが発表されました。
参考 https://www.rebnise.jp/news/20814.html
そして、林選手兼GMを中心に、存続のための募金活動も始まりました!
参考 https://www.rebnise.jp/news/20860.html

ネガティブな記事が出た後ですが、ようやく前に向かって進み始めました。
まだまだ光は遠いですが、遠く差し込む光の方向に進むのみです。皆さん、ご協力をお願いいたします。

以下、3/8に書いた記事の本文です。

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Twitterでも連ツイいたしましたが、こちらのブログにも張っておきます。
誤記・固有名詞のミスなどを一部修正しました。

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鹿児島のチームが資金不足に - The Japan Times
BY ED ODEVEN STAFF WRITER 2017/3/4

オリジナルの記事
http://www.japantimes.co.jp/sports/2017/03/04/basketball/b-league/kagoshima-team-cash-crisis

鹿児島レブナイズが、シーズン開始から選手及びチームへの給与支払いの遅延が続いていることが、The Japan Timesの取材で分かった。

元レブナイズ選手のインタビューにより、資金不足によるチームの危機の全体像が浮かび上がった。

「選手らは4か月間も給与が支払われていないが、遠征し、そして試合に出続けている。」
アメリカ人フォワードのサイラス・テイト選手(12月20日にチームを離れており、1か月のプレイ期間に対する報酬が支払われていない)が、先週本誌に語った。

シーズンは9月に始まった。

金曜日までに(訳注:3/3金曜日)にレブナイズは5勝37敗という、18チームで構成される2部リーグでワーストの成績を記録した。
1月中旬に発表された最新のデータによると、鹿児島の平均観客数は537人である。(熊本ヴォルターズは2,305人で1位となっている)

Bリーグ日本バスケットボール協会はチームから何度も明確な回答を得ようとしたが失敗した、と、サイラス・テイトは語った。彼は現在、3部の埼玉ブロンコスでプレイをしている。

彼は、12月28日にレブナイズへ、2月2日にBリーグチェアマンの大河正明氏に、報酬の支払いを求める内容証明郵便を送った、と、アイオワ大学の同窓会組織がThe Japan Timesに語った。(訳注:テイトはアイオワ大卒)

Bリーグ日本バスケットボール協会は、このような行いを許すべきではない。プロフェッショナルに反する…」テイトは語った。

日本のバスケットボール界は最近も似たような問題があったことは記憶に新しい。
たとえば、テイトは、2012-13シーズンに当時のBJリーグ大分ヒートデビルズでプレイしていた時、汚い(unetical)ビジネスのやり方を経験した。
バスケットボールの情報筋によると、チームはシーズン前に高い能力を持つ高給の選手らと契約したが、その数週間後には破たんしていたと経営幹部らは語ったという。
破たんしたチームは給与を未払いにし、外国人プレイヤーを切り、ロースターも不足し、借金を免除されて新しく出来た会社の一員となった選手らの給与も70%カットした。

「これは仕事だ、チャリティーではない。」テイトは言った。
「私たちは家族から離れており、そして、これが生活の糧だ。大分でも同じことをされ、稼いだはずのお金を見てもいない。リーグが新しくなって今までは違うはずだったのに、リーグは、我々の報酬に関する詐欺のような契約(false promise)から選手らを守ってくれない。これは正しいやり方ではない。このリーグが選手らを正しく守るFIBAの一員のリーグだとすれば、誰かが正しい方向へ導く必要がある。」

しかし今週、Bリーグとレブナイズはそれぞれのニュースリリースで、水曜に行われたリーグの取締役会で、資金繰りが苦しい運営会社の株式会社スポーツフロンティア鹿児島に対し1500万円の融資枠を設定することを決定したと発表した。

以前はJBL2部に所属してたレノヴァ鹿児島として知られるこの地元チーム(franchise)は、救済措置が必要だった。

Bリーグスポークスマンの経沢希志子氏は、リーグが認めた融資枠が債務の支払い(元選手らへの給与を含む)に優先的に用いられるかどうかについてのThe Japan Timesからの問い合わせに応じることを拒否した。

リーグはただ、融資枠が承認されたとアナウンスしただけである。

一方、元鹿児島センターのチャド・ポスチュマス選手も、レブナイズ経営陣のneglect(問い合わせの放置)について、テイトと同様の事をコメントしている。

このカナダ人の大男(=チャドの事)によると、チームの取締役の大山亮平氏と内田幸太氏はいつ給与を受け取れるのかはっきりしてほしいという問い合わせを数週間も無視し続け、チャドの代理人から何度も電話したのにもかかわらず、折り返しの連絡はなかったという。

今週レブナイズがリーグから融資枠を設定された事を知り、チャドはチーム経営者とコンタクトを取り、いつしかるべき支払いが受けられるのかの回答を求めた。

「今日チームに連絡したが、何の返事もない」と、チャドは金曜の夕方に言った。「このクラブの誰も答えてくれない。」

レブナイズを離れた後、チャド(ケンタッキーのモアヘッド州立大卒)はB1のサンロッカーズ渋谷に短期間合流し、その後最近になりB2の信州ブレイブウォリアーズに加わった。

FIBAのパトリック・バウマン事務総長は、この件に関する電子メールの問い合わせに対して応じなかった。

FIBA広報部も、土曜のプレスの締め切り前までに何らかの声明を出すようにという要求に応答はなかった。

かつて、別会社を作り、融通の利かない関係者やそれまでのチームスタッフを丸ごと掃き捨てて一度まっさらにするという、財務的に苦労したbjリーグのチームがあった。このあまり愉快でないやり方(unsavory tactic)はヒートデビルズによって何度も行われ、現在、そのチームは愛媛オレンジバイキングスと呼ばれている。

鹿児島のチーム関係者は、コメントを求めるThe Japan Timesの幾度のメールに対しても応答がなかった。

火曜にレブナイズのウェブサイトに掲載された新しいニュースリリースでは、今のチームの状態を「悪化した経営状況」と表現した。

その一日後、大山代表取締役は声明を発表し、「(融資枠の)承認が得られたことには非常に感謝しているが、経営の安定に関する根本的な原因を解決するめどが立っていないため、さらなる経営の安定のために今後も努力を続けていく」とコメントした。

チャドは、リーグがチームに対して、過去の義務を果たさせ、正直で正しい行いをさせることができないのではと懸念している。

「私がそこでプレイしていた時、アシスタントコーチ、マネージャ、セカンドマネージャ、そして少なくとも4人の日本人プレイヤーと外国人に対して支払いが行われていないことを知っている。」彼は語った。

さらに付け加えた。「…私は、鹿児島から来た元チームメンバーと話したが、明らかに、過去数か月間誰も支払いを受けていないようだ。リーグはチームスタッフと会合の場を設けているが、そこでは過去の給与の支払いについては議論されていない。」

チャドは続けた。「今日に至るまで、私は支払いを受けていない。私は大山代表と内田CEOに個人的に20回以上も連絡した。フェイスブック上で送ったメッセージは既読となったので読まれたようだが何の返信もない。同様にe-mailも電話も何度もしたが、答えは無かった。」